エクスポネンシャルライフ

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上田 とんかつ 力亭にいってみた

(本ブログに使用する写真は撮影時期が混在しています)

長野県 上田市

2016年NHK大河ドラマでも人気を博した

真田丸”の主人公 真田信繁(幸村)を輩出した名門 真田家の居城

上田城の城下町。

全国的にも高い認知度を誇る歴史情緒あふれる美しい街だ

JR上田駅の正面にも真田家の家紋 ”六文銭”が堂々と掲げられている。

いつ見てもシンプルで美しいデザイン

桜の名所としても有名な上田城

上田駅前広場に堂々とした姿で現れる真田幸村の騎馬像。

 

そこからわずか徒歩1分ほどの場所に

今回ご紹介する とんかつ 力亭(りきてい)さんがお店を構えてらっしゃる。

駅の六文銭同様にシンプルで美しい門構え。

真っ白なのれんが美しい

 

長野県 松本市にある、やはり美味しいお店の門構えも

シンプルながら美しい佇まいだ。

城下町にある名店は共通して店構えにも品格を備えるものなのだろうか

正直に告白すると、こちらを初めて訪問したのは今年2019年の春。

 

実は上田市にはもう何年も通いつめている

お気に入りのとんかつ店があるのだが、そこしか行っていなかったおかげで

他のとんかつ店はまったくリサーチしていなかった。

 

今年の春、上田城址の千本桜まつりに出向いた際に

初めて寄らせていただいて、今回で3回目の訪問。

 

今回、カウンター、テーブル席、お座敷席が満席に近い状況だった為

店内の撮影は控えさせていただいた。

3回目の今回は気になっていた大ヒレかつ定食を注文した。

過去2回に注文したロースかつ→ヒレかつ定食も十分ボリュームがあった。

通常のヒレかつ定食より料金もガツンを上がっている。

 

どの位の量が出てくるのかワクワクドキドキだ!

 

早速、お店の方から

「大ヒレかつは厚いのでお時間かかりますがよろしいでしょうか?」

との確認が入る。

 

もちろん大丈夫です!!

(余談:以前、うなぎの名店に寄った際には注文から出てくるまで

計ってはいなかったのだが3、40分は待ったような記憶がある。

ふっくらとした絶妙な焼き加減のうなぎに、これまた香ばしい匂いの

タレがからみあってわずか5分位で喰らい尽くしたw)

 

厨房前のカウンター席で待っていると、

先に注文していたお客様の分から丁寧に揚げているのがよく分かる。

清潔な厨房。ごちゃごちゃした感じが一切感じられない。

 

そして待つ事20分ほど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真をとくとごらんあれ!

大皿を左右に縦断する大ヒレ肉w

噛んだ時にサクっサクっと音が聞こえてきそうな淡いきつね色の衣

ぶっといヒレ

ゼラチン質がじんわりと肉の間に浸み出してくる

写真撮影を一刻も終わらせたいw

ご覧の通り、楕円の形をしたヒレ肉は芯から外周まで同じ鮮やかな桜色

熱はしっかり通っているにも関わらず、ヒレ肉の柔らかさを損なわない

絶妙の揚げ加減

衣の中に、肉のうまみ全てが凝縮し閉じ込められている芸術作品だ

自家製ソースのたっぷりと入った壺

 

自分はソースをあまりかけない

ソースなしで肉本来の味を楽しむのだ

今年の春からこちらでとんかつを食べさせていただいてから毎回感じる事。

 

ロース・ヒレどちらの肉も絶妙な火入れがされ

噛めば噛むほど肉汁が滲み出るような食感を感じるのに加え

最初の一口から最後の一口まで、衣自体の美味しさを終始感じるのだ。

 

包み込む衣自体の香ばしさとサクサク感ときたら!

 

衣自体が立派な一品料理として成立するような感じがする

 

地元や東京・さいたまでも結構とんかつ専門店に寄る機会は

多いのだが、力亭さんが現在ダントツのNO1だ。

 

自宅からたった1時間程度、車を走らせてれば

この至高のとんかつが毎回味わえたのだと思うと・・・

 

思い込みや勉強不足は致命的なのだと

ビジネス視点から見て改めて反省した。

 

とんかつの熱が冷めないよう

いつも通り熱々の内に食した後、

入店する時にちょっと気付いた事があったので

お会計の時にお店の方に聞いてみた。

 

私「すいません。ちょっとお伺いしたいんですが・・・

お店ののれんに『贈 上野 双葉』って書いてあったんですけど

あれはどういう意味なんですか?」

女性店員さん「ああ。あれはうちの主人が上野の双葉さんで修行した、出身なもので」

 

 

 

 

上野 双葉

 

かつて上野を代表した名老舗とんかつ店 

上野 とんかつ御三家の一つと呼ばれた

双葉の閉店は多くのファンを落胆させ

双葉の閉店により御三家と言う呼び名も消滅した

 

詳しくは下リンクの口コミを見てほしい

tabelog.com

 

 

東京を代表する、ひいては日本を代表する

名店の味が引き継がれたとんかつを

こんなに近くの街で堪能できる事に感謝したい