全英女子オープンにおどろいた
Photo by Brenda Lai on Unsplash
今スポーツ界は全英女子オープンで日本人として42年ぶりのメジャー優勝を
成し遂げた渋野日向子さんの話題で持ちきりだ。
自分の考えでは、渋野さんは今大会の出場資格を持っていたわけだから
優勝したとしても、仰天するほど驚くことはないと思っている。
お祭り騒ぎはニュースを流して飯を食べている人たちにまかせておこう。
では、いったい全英女子オープンの何に驚いたのか。
渋野さんのニュースをネットで知った時、まず最初に思ったのは
「全英女子オープンってどのくらいの歴史があるんだっけ?」
だった。
第1回全英女子オープンは1976年開催となんとまだ始まってから
43年!しか経っていない
対する第1回全英(男子)オープンは1860年開催で、
男子と女子は開催年の開きが116年!もあるのだ(;゚Д゚)
もともと全英女子オープンを主催していたのは
Ladies' Golf Union (LGU)という1893年創設の組織。
この組織が1976年から2016年まで全英女子オープンを運営していた。
全英(男子)オープンを主催する
Royal and Ancient Golf Club of St Andrews(通称R&A)
の創設は1754年。
R&Aこそ世界のゴルフルールを制定するゴルフ界の総本山である。
そして主催組織の創設年も139年の差がある。
そしてそして・・・
2016年まで全英女子オープンを主催していたLGUは
なんと2017年にR&Aに統合されてしまっている!
つまり2017年からやっと全英男子・女子オープン共に同じ団体の主催となったのだ。
上記をわかりやすく整理すると
ゴルフにおける女性差別の歴史が
一目瞭然だという事
ゴルフというスポーツの創世に当時の男子・女子がどのように
かかわっていったかの詳細はわからない。だが
「ゴルフは紳士のスポーツであって
女のやるものじゃない!」
という偏見はあったであろうと十分推測できる。
もし現在、ゴルフ世界ランキング一位の男女がまったく同じ条件のもとで
プレーしたらとてつもないスコア差になるのだろうか?
自分はそう思わない。
最近、自分が本当に楽しみにしているブログ
「ポルシェがわが家にやってきた」のブログ主さまのツイートが心に響いた。
以前の私を見て、長女は「お父さんはMT車を運転できるのにお母さんはできないということは、男の子は運転できて女の子は運転できない」という方程式を覚えたようで。子どもの頃に見聞きした小さなことから、固定概念は作られていくんだろうな。母はこれから固定概念をどんどんうち破っていくで!笑 pic.twitter.com/MOzjzy2Otx
— Mina-ポルシェブロガー (@Mina_Panamera) August 5, 2019
渋野日向子さんのメジャー制覇は今を生きる女の子たちの固定概念を
打ち破るきっかけになったと思う。
大阪なおみさんのテニスメジャー連覇もそう。
自分は男だが、女性が大活躍する世界がどうなっているのか
楽しみにしている。
成長が止まった男たちを押しのけて前に進んでほしい。
「母はこれから固定概念をどんどん打ち破っていくで!」
今日もどこかで固定概念を破ってくれる人が頑張っているのだ!
俺も負けるわけにはいかない!