エクスポネンシャルライフ

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御代田 浅間翁にいってみた

今回初訪問となる軽井沢町の隣、御代田町にある そば店 浅間翁さん。

 

自宅から軽井沢へランチに向かう際、渋滞を避ける為に地元の人間なら

誰でも知っている裏道を使うのだが浅間翁さんはその道沿いにある。

 

あまりにも頻繁にその道を通るので、完全に一風景と化してしまい

いつでも寄れるだろうと先延ばしを繰り返して結局数年が経ってしまった。

 

浅間翁さんは交差点の横に店舗を構えているので、かなりの確率で

信号待ちで店舗横に一時停止して、しばらく観察することになる。

 

毎回感じていたのだが、駐車場は昼時はほぼ満車になり

入り口横では結構な人が立ち待ちをしていたので

行列が好きではない自分にはちょっと辛いかなと思ったのと、

クルマの県外ナンバー率が高く、高級車の比率も高かったのが

印象的だった。

 

この事実だけでも、遠方からわざわざこのそば店に来訪する位の

味をもっているのだろうと毎回リスペクトはしていたのだ。

 

だが自分にはホームの蕎麦店、藤蔵屋さんが確固とした地位を築いていたので

ここ数年新しい蕎麦店の開拓をしようという気にならなかった・・・

いかんなあw

おまけに浅間翁さんからクルマでわずか5分くらいの場所に

カレーの匠さんがあるのだ!

久しぶりの休日に遠出してランチを食べる機会がある場合、

カレーvsそばの戦いになればがっつり食べられるカレーに

軍配が上がってしまったw

だがようやく先日、藤蔵屋さんをテーマにブログ記事にした際に

改めて他の蕎麦店を再訪して自分の蕎麦の基準点を再確認しようと

思い至り、やっと来訪する事が出来た。

 

この日は絶対行列には並ぶまいと早めに来ようと思っていたのだが

なんだかんだで開店30分過ぎ位の訪問になってしまった。

 

到着したものの、案の定駐車場は8割ほど埋まっていた。

運良く駐められたので早速中に入る。

店内は案の定満席だったので、自分の名前を待合ノートに記入して

待つ事になってしまった。

 

程なく、次から次へと2人組、家族連れなどの団体客が

大挙して押し寄せてきた。

店内の待合椅子は全て埋まってしまったので

自分が車内からよく見かけていた店外での立ち待ちが始まっていた。

 

当日は天候も良く非常に暑い日だったので、外での立ち待ちではなく

車内に避難していたようだった。

 

待つ事15分位で中に入る事が出来た。

とりあえずそば殻の入った田舎そばの大盛りを注文した。

店内が混雑していたので、今回内観の撮影は控えた。

 

田舎そばの大盛り

到着して、えっと思ったのはこれ大盛り?というそばの量だった。

 

藤蔵屋さん、上田の刀屋さん、小諸の草笛さんはもともとそば量が多い。

それが大盛りとなると初めて注文した方ならそのボリュームに驚くはずだ

がっつり食べたい自分としては、こんもり盛られた大盛りが

基準になってしまったので、浅間翁さんの大盛りには戸惑った。

 

「一分もかからず食べられるな、この量w」

 

自分の中ではそばはある程度の量がある事が基準となってしまっているが

そばの香りと風味を楽しみたい人には量が少ないほうがゆっくりと味わい深く

食べられるメリットがあると思う。

 

まず蕎麦の食感に関しては、ツルッとした感覚は無く

かなり固めの舌触りだという印象を受けた。

 

メニュー記載の通り、ざるそばは「白め細打ち」で

田舎そばは「黒め太打ち」なのでしっかりとしたコシのある

蕎麦好きなら田舎そばが良いのだろう。

 

ただし慣れていない事もあるのだろうが

そばがかなり固いと感じたのでハッキリと噛む必要があった。

 

自分はそばをすすって食べずに、そば自体の自然なやわらかさの

状態のまま口にいれて、そのままのどを通すような食べ方をするので

どちらかというとのどごし重視派なのだろう。

 

写真のそばはしっかりと繋がったままで途切れない、

しっかりした歯ごたえだ。

 

アツアツの湯気がたつ濃い目のそば湯。美味しかった!

今回、浅間翁さんには初訪問という事で全ては第一印象ということになるのだが

自分のホーム藤蔵屋さんとは全てが対極にあるお店だったという印象だ。

 

量・固さ・店構え・客層etc・・・

 

常に感じたのは、そばのコシの強さだ。

舌の上でそばを転がせるくらいの固さと言えば理解していただけるだろうか。

 

おかしなもので、ご飯の固さはしゃっきりした固めが好きなのに

そばはある程度柔らかい方が好みなのだと浅間翁さんに来訪して分かった。

 

今回のインプレッションは好みの問題や当日の体調の問題もあるので、

近々「白め細打ち」のざるそばを食べに再訪して判断したいと思う。