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運転者目線【東京運転】

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地元では移動手段がほぼ自動車の筆者も
東京では100%歩行者に変わります。

自動車での移動に慣れきった筆者は普段は歩行者、
つまり交通弱者目線で街を見た事がほとんどありませんので
東京では地元で見逃しがちな多くの発見をさせてもらってます。

痛切に感じるのは、多くの田舎のドライバーと
都会のドライバーとの運転マナー・運転技術のレベル差。

原因は東京と田舎の交通環境の違いにあると思うんですが
要は東京のドライバーはハードな環境によって鍛えられてると思うんです。

①歩行者人口の多さ
繁華街では道に不慣れな歩行者や観光客の
急な飛び出しに備えてドライバーは運転速度を落としている印象があります。
加えてバイクやロードバイク・自転車などが思いがけないタイミングで車と車の間を
すり抜けて行くのも日常茶飯事でしょうから、
右左折時にはかなり早めにウインカーを出して周囲にシグナルを出しているように見えます。

田舎で歩行者が少ないのと、そもそも周囲の車に対する存在意識が希薄なのか
ウインカーは曲がる直前に、中には出さないドライバーもいますね。

②道の狭さ
東京では歩行者が多く、さらに道幅が狭い場所に入り込まなければいけない場所をよく見かけます。
ドライバーは基本的に速度を落として、車や歩行者とのすれ違いに慎重にならざるを得ません。
また、東京の経済力を反映して高級車との遭遇確率が非常に高いと思われるので、
とにかく慎重な運転を心がけないと数千万円の車との接触事故の可能性もある訳からなおさらです。

田舎にも農道など道が狭い場所は多々ありますが、人がごったがえしている場所は稀ですし
数千万円の車とのすれ違いは確率的にまず考えられません。

③警察官の多さ
東京は日本の首都。
重要施設の付近には数十メートルごとに警察官が立ち、不審者や不審車両の警戒に
当たっていたり、白バイに車道横に強制停車させられ、
尋問を受けている交通違反車両、地域警察にこれまた車道脇で職務質問されている車両などを
よく見かけます。
交通警察や地域警察の取り締まりが重なって行われているようですが
田舎ではいずれも稀な光景。お決まりの場所でのスピード違反の検問をたまに見る程度。

要するにドライバーの緊張感が天と地ほど違うんです。

最近は高級車や新型車にDRL(デイタイムランニングライト)が標準装備される事が多くなってます。

アウディがデイタイムランニングライトを全車に標準装備 | あらたのクルマ


昼間から車のライトを点灯させる事によって周囲からの視認性を高められるので、
特に高齢者や小さいお子さんに車の接近を早期に知らせる大変良い装置だと思っているんですが
標準装備車でなくてもライトを早期に点灯させる事はドライバーの意思で出来る簡単な作業だと思うんです。

東京ではDRL装備済みの高級車も多く、タクシー、バス、運輸車両など商用車が軒並み早期点灯を励行している事、
恐らくはそれに見習う形で夕刻にはライトを点灯させている一般車両も多いような気がしています。

田舎では車両保有比率が高い割に、恐ろしい程点灯している車両が少ないですね。DRL標準装備の輸入車
もしくは運転リテラシーが高いのか?これまた輸入車乗りの方以外は本当に少ない。


という訳で筆者は東京から地元に戻って、歩行者からドライバーに切り替わっても
緊張感を持って運転している東京のドライバー諸氏をお手本にしています。