エクスポネンシャルライフ

青空と緑、ドライブとグルメ、別荘と小径

こどもたちに読ませたい本シリーズ③ ”「偶然」の統計学”

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今も昔も想像力を武器に活躍する人たちがいる。

自らの頭の中からまったく新しい世界を作り出す

稀有な才能の持ち主達。

 

楽家、小説家、画家などはその代表例だろうし

他にも映画やTVなどの脚本家や監督、イタリアではサッカーにおける

最高峰の選手を評してファンタジスタ(Fantasia想像性-ista人)とも呼ぶ事も。

他にも想像力を駆使する職業の例を挙げていけばキリがない。

 

人生における歓びの多くは想像力がもたらした産物といえるだろう。

 

ただし、その想像性が仇となり現実世界との折り合いに悪影響を及ぼし

感情面、経済面、人間関係などの実生活が破綻した天才芸術家の

ドラマチックな成功と挫折の例には枚挙にいとまがない。

 

それは想像力とは真逆の能力、

「物事をありのままに見る事」に長けていない事が原因だろう。

 

自分は幼少の頃から今の今まで想像力だけで生き延びてこられた

人間だと思っている。

 

頭の中で自分が考える理想の自分と実世界での自分との

強大なギャップを想像力で補いながら生きているのだ。

 

現実世界における成功者と呼ばれるような方々は一様に

その真逆の「リアリスト」「現実主義者」が多いように見受けられる。

 

彼らは頭の中の世界にではなく、実際の世界にひとつひとつ石を積んでいく

人たちだ。その行為はある日、巨大な建造物を彼らの前に出現させる。

 

 

今回、ご紹介する”「偶然」の統計学”という本。

東京六本木のTSUTAYA  TOKYO ROPPONGIで

コーヒー片手に妄想に耽っていた時に文字通り「偶然」手に入れた。

 

「偶然」の統計学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫〈数理を愉しむ〉シリーズ)

「偶然」の統計学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫〈数理を愉しむ〉シリーズ)

 

 

そして、その本を購入した2017年10月31日購入のレシートが

記念日として今も本にはさんである。

 

なぜならその日以来、自分が空想の世界に入り浸りすぎていると感じた時

この本の存在が、自分を現実世界に引き戻してくれるからだ。

 

もし自分にこどもがいて、その子にこの本を読めるような読解力がつき

内容をほぼ理解する事が出来るのなら親として教える事は特にないと思う

くらいインパクトがある内容だった。

 

ただし、もしかしたらその子は子供らしさや無邪気さのようなものを

少しだけ失ってしまうかもしれないとも思う。

 

それでも、現実世界を生きる為にこどもたちにはどうしても知っておいて欲しい知恵が

この本には書かれている。

 

物事をありのままに見る為に必要な、たった5つのシンプルな法則。

 

①不可避の法則 

起こりうるすべての結果のうち、そのうちのどれかは必ず起こる

 

②超大数の法則 

機会の数が十分にたくさんあれば、どれほどとっぴな物事も起こっておかしくない

 

③選択の法則

物事が起こったあとに選べば、確率は好きなだけ高くできる

 

④確率てこの法則

状況のわずかな違いが、確率に途方もなく大きな影響をもたらしうる

 

⑤近いは同じの法則

十分に似ている事柄は同じものと見なされる

 

どれもシンプルな法則だが、頭の良い大人であっても、

この法則をすべて理解している人はきわめて少ないのではないだろうか?

 

5つの法則の詳しい解説は書籍を読んでいただくとして、今回はひとつだけ

自分がお気に入りの「近いは同じの法則」を実例で解説したい。

 

「近いは同じの法則」にどれほど人生を無駄にされられてきただろうか

と思えるほど、読んでいる最中に笑いが止まらなかった。

 

以下は本に紹介されている

ソール博士の超心理学実験の例

 

1934年から1939年まで行われた彼の実験では、

160人がゼナーカード↓を使って合わせて128350回の予想を行った。

結果は無に等しかった。

偶然予期されるところからの有意な偏差は見られなかったのである。f:id:mrnancy:20191104230322p:plain

〈中略〉

ソールがうんざりして諦めようとしていたとき、同僚の研究者の

ウィートリー・カーリントンが、得られた結果で「ずれた」予想

ー目標カードにではなくその1枚前ないしはあとにめくられたカードに対

する的中ーを調べてみるよう提案した〈中略〉

ソールがしぶしぶ自分の実験記録に残されていた大量のデータを分析する

という単純な作業にとりかかったところ、報われたと同時に面食らったこ

とに、被験者の1人のベイジル・シャックルトンが常に1枚あとのカードを

ーつまり予知能力があるかのようにー当てており、

その成績は偶然の可能性を排除せざるをえないほど高かった

 

被験者は160人、実験回数は10万回を優に超える予知能力実験。

何の成果も得られなかったという結果を尊重せず

ある研究者の「アイデア」で別の調べ方をしてみると

被験者160人中たった1人だけが1枚あとのカードを偶然にしては

多い回数を当てていた・・・

 

上記の例をふまえ、本書にははっきりとこう記してある。

 

この例は私のお気に入りだ。

結果が予想と一致しない場合に

人がいかに「説明」をひねり出すか

をよく表しているからである

 

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自分は子供時代から本当につい数年前まで

「ガラにもないような、善い行ないをすると天候が大荒れする」

という変わったジンクス?のようなものを信じこんでいた。

 

これは家族も同様の認識をしていて、例えば

 

自分が率先して部屋の大掃除をしたり・・・

特になんの前触れもなくおみやげを買ってきたり・・・

ご近所さんや親戚の住宅設備の不便を解消してあげたり・・・

クルマを運転中に積極的に譲り合い精神を発揮したり・・etc

 

すると後日、記録的な積雪、巨大な雹がいきなり降る、

急な夕立、晴れ予報が雨などになり

 

「おまえ、なんか善い事しただろう笑」

「また雨でも降るぞ笑」

「(自分で)あした雪降るから笑」

などと言ったり、言われているうちに

自分がそういう「特殊能力」を持っているかのように思い込んでしまうようになってしまった。

 

良い事をすると、褒められるどころか揶揄される環境に慣れきってしまい

後日、いかにこの考え方が自分の精神面に破壊的な影響をもたらすのかを知り

「今後は言わないし、言うなよ」と釘を刺すまで数十年も何の根拠もない迷信を

信じ込んでいるありさまだった。

 

善い行いをした時に天候が崩れなければ無視をするか、勝手な理由をつける。

崩れたら崩れたでそれこそ根拠のない証拠がさらに強化されてしまう。

 

これは独断だが、恐らく人間という生物は自分の予想と一致しない

不都合な真実」には「とにかくなんらかの理由」をつけて「解決」してしまわないと

「不安」という漠然とした「恐怖」に囚われ、前へ進めない性質を持っているのではな

いだろうか?

(上記の独断も勝手な理由による思い込みなのかもしれないが・・・)

 

人間には物事がいきなり「何の理由もなくただ起こる」という事への

抵抗感、究極的には自分の死が「何の理由もなくただ起こる」事への

恐怖感から「偶然性」というものに対して鈍感にならざるを得ないのかもしれない。

 

個人的な考えだが、出来る事なら早い段階から数字や統計に親しんでおいた方が

人生を長いスパンで考えた時に良い選択が出来る「確率」が高まると思う。

 

”「偶然」の統計学”はそういう考え方を最近になって教えてくれた

稀有な一冊で、ぜひ皆さんに読んでもらいたい。

 

個人的には幼少時から数字と確率・統計に親しみ世界的な投資家となった

ウォーレン・バフェットのような思考法をする人物がこどもたちのロールモデルになっ

て欲しいと願う。

 

リスクは、自分が何をしているか

理解していない事から生まれる

ウォーレン・バフェット

バフェット・バイブル: 本物だけを見抜き富を築く最強投資家の言葉

バフェット・バイブル: 本物だけを見抜き富を築く最強投資家の言葉

 
1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則
 

 

台風が残していった問い

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この記事を執筆している現在に至っても

まだ被害の全容が明らかになっていない程

日本各地で未曾有の災害をもたらした台風19号

 

地元の被害の凄まじさもその例外ではなく

全国ニュースの映像で頻繁に流されている

家屋の浸水被害や道路の寸断、堤防の決壊なども

自宅から一歩外に出れば今も現実として

目の前に飛び込んでくる光景だ。

 

今回の台風19号の規模に関して、かなり前の段階から

事前警告が行われていたので、普段は台風への事前対策など

全くと言っていい程関心がなかった地元でも

保存食や停電時に必要な機器の備蓄、家屋の補修や

敷地内の整理整頓など

「情報感度が高く、判断が合理的かつ、行動の早い人」

はかなり早めに動いていたように思う。

 

自分はその方たちに追従する形で準備を行ったのだが、

それでも今になってみると結果的に

相当早く準備した部類のようだった。

 

正直なところ、台風上陸当日からの数日間は

さまざまな事が周りに起こり現在もまだ自分の中で

整理が出来ていない。

 

ただ、心から実感しているのは

「台風上陸の夜、生きて帰って来られたのは本当に奇跡的な事だった」

という思いだ。

 

実際、本ブログで台風上陸前後の経緯を全て記すと

感傷的な単なる回想録になってしまうので、

今回のブログ記事は上陸前後から気になっていた

SNSに関して扱う事にした。

 

自分の地元は、台風の上陸被害には

比較的強いと思われていた地域であったため

(今回改めて気付かされたのは過去には農家の方々の生産物被害などが

数多くあったにもかかわらず全く関心がなかった事だ・・・)

リアルタイムの防災情報の取得に関して

全くと言って良いほど関心を持たないまま過ごしてきた。

 

だが、今回の台風上陸による想定される被害に関して

ある程度事前に警告が為されてきた事もあり、

以前から大規模災害時の情報取得に大活躍したと聞いていた

Twitterを今回は実力チェックも兼ねて、注視していこうと考えていた。

 

そこで事前にモバイルバッテリーと充電キットを各2セット準備し

とりあえず情報機器のバッテリー切れは起こさない万全の

状態で台風上陸日を迎えた。

 

そういった状況で見守っていた台風上陸前後の

Twitterのタイムラインは自分の想像を超えたものだった。

 

今回の台風19号は静岡に上陸してから日本の約3分の1を

斜め上に向かって縦断し、しかも相当な人口密集地帯を

通り抜ける状態だったのでタイムライン上もそういった

リアルタイムの災害情報が出てくるものとばかり考えていた。

 

なにせ台風上陸前の時点での降水量がすでに

通常の台風通過時の降水量に匹敵するほどの地域もあり、

これから本格的に上陸が始まれば、今後どれほどの被害が起こるのか

検討もつかない非常事態に近い状態だったからだ。

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だがハッシュタグで台風関連で検索すると、当然の事ながら

災害情報が次々と更新されていくのだが、

自分がフォローしていた有名ブロガーさんや

副業、集客を生業として情報提供している方々は

まったく台風に関心がないのか、自動でツイートされる

システムを使っているのかブログやマーケティング

稼ぐ為のお役立ち情報が延々とツイートされている状態だった。

 

 ある有名ブロガーさんなどは、台風上陸前後に災害が想定される地域を

旅行中だったのだが、そのツイートは

 

「僕は明日ホテルにこもってブログをやり、お金を稼ぎます。

でも多くの人は、台風で暇つぶしの1日になるかも。」

 

暇つぶしの1日・・・

 

当時自宅周辺の狭い区域は、停電や時間も短く

河川や山からも離れた地区だった為、避難勧告が出た後も

自宅で待機できる状態だったのだが、

 

わずか数百メートル離れた区の集会場は浸水し、

橋は早々と通行止めとなり、高齢者だけでお住まいの

ご家族や小さいお子様がいるご家庭は万が一を考えて

早々に避難場所に向かっている状態だった。

 

豪雨の中、外に出て周りをライトで照らしてみるが

家の明かりが煌々と点いている家は自宅を含めわずか3軒ほどしかない。

 

そして本格的な暴風が吹き始めるであろう時間帯を迎えると

地元関連のツイートは停電・決壊・浸水をリアルタイムで伝える

緊迫したものや首長自身のアカウントからの最新情報の提供、

不安を抱えた住民たちの生々しいツイートで埋め尽くされていく。

 

だが、当時多くのネット住人たちはTwitterの内容から察するに

台風とは全く無縁の生活を送りながらせっせとブログを書き、

アフィリエイトサイトを更新し、新たにサイトを立ち上げ

有名ブロガーから有料商材を買い、稼ぐことのみに集中していたように

見受けられた。

 

ふと映画「ウォール街」のあの名セリフが頭によぎった。

 

The point is, ladies and gentleman,

要するにみなさん、

that greed, for lack of a better word, is good.

こう言うことなんです、貪欲さは善であり

Greed is right.

貪欲さは正しい事で

Greed works.

貪欲さは実際に機能しています

Greed clarifies,

貪欲さは明確で

cuts through, and captures the essence of the evolutionary spirit.

道なき道を開き、前へ進もうとする精神の真髄でさえあるのです

 Greed, in all of its forms; 

貪欲さ、それは人が

greed for life, for money, for love, knowledge has marked the upward surge of mankind.

生きたいと願い、お金が欲しいと願い、人を愛したいと願い、もっと知りたいと願う事、

その貪欲さこそが人類を前進させてくれるものなのです(筆者 超訳)

 

PCデスク上の天井の隙間から、横殴りの雨が屋根の隙間から吹き込んで

ついに雨漏りを始めた部屋のMacの画面からは、

台風など物ともせず、稼ぐ事に集中している方達のタイムラインが更新され

続けている。

 

まるでゴードン・ゲッコーのような頼もしさを感じ

ある意味カッコいいよな とも思った・・・・

一瞬だけだが。

 

 前回記事から自分の精神がダークモードに入ってしまった

訳ではないと思うし、この感覚を説明するのが難しいのだが

tokyomesen.hatenablog.com

 

今日は違うだろ

 

この方々がどの場所でどういう感覚で生きているのか

わからないが、これがその時感じた本音だ。

  

この台風上陸の夜、貪欲さがにじみ出た

Twitterのタイムラインには本当に驚いた。

 

しかし・・・

 

それは自分がフォローした人たちのツイートが流れる

タイムラインだったのだから・・・

それはまさに自分自身の欲望を表現したタイムラインだったのだ。

 

強烈に吹きつける雨と風が部屋の外壁に叩きつける音が強まる自室で、

もし明日まで無事に生き残れたら今後改めてどう生きていくか、

などと真剣に考える時間も十分にあった。

 

ふと、部屋の本棚に古い一冊の雑誌が挿してあるのが見えた。

 

今ではメディアでもひっぱりだこの有名編集者として名をはせる

箕輪厚介氏。TVのコメンテーターとして知る方も多いのではないだろうか。

 

彼がまだ無名の時代に当時ネット界の寵児と言われた与沢翼氏を

編集長として出版し、与沢氏の衰退とともに創刊号が最終号となった

ある意味で伝説の雑誌、”ネオヒルズジャパン”が本棚にずっと挿してある。

 

この雑誌は当時も今もほとんど読み返す事はない。

 

ただ、当時購入するきっかけとなった背表紙の文言を見るためだけに

書棚に挿してある。

 

”稼ぐか、死ぬか”

 

もし、この台風を今夜無事にやり過ごす事が出来たとしても

また日々の生活費を捻出するだけの毎日に逆戻りする

 

堀江貴文にお前呼ばわりされるような生活に戻るか、

それとも運良く生き残ったからには残りの人生はボーナスみたいな

ものと考えて、稼ぐ事に尽力するか

 

稼ぐか、死ぬか

ウォール街 (字幕版)

ウォール街 (字幕版)

 

成功することの残酷な一面を知る

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先日、職場での休憩時間中に

Twitterのタイムラインを眺めていると

ブログ作成の参考にさせていただいてた

日本でもトップクラスのブロガーさんや

若くして冷静沈着なツイートをされていて

好感を持っていた中学生ブロガーさん、

いずれもフォローしていた方々が

こんな内容のツイートを相次いでされていた。 

 

 

 

まさに一刀両断の冷酷なツイート。

 

 この時は詳しい状況が分からなかったので、

帰宅後にいろいろ調べてみると

girlschannel.net

元ネタ(上リンク)を報道したニュースサイトの影響や、

ホリエモン氏のツイートなどで一時「手取り14万」という

ワードがTwitterのトレンド1位になっている状態なのを知った。

 

自分がガールズちゃんねるの元記事を見て、

まず感じたのは

投稿者の女性?が自分の現在の境遇に対して

「共感してくれる人いる?」

という何気ない気持ちから行った投稿のように思えた。

 

だがネットでこの記事が拡散すると

上記のような

 

”雑魚”

”おまえ”

”面白いw”

 

といった

 

各所から上から目線を超えたさらに数段上の目線で

断罪されるかのようなツイートがされる

事態になってしまったようだ。

 

 

このブログでも以前からご紹介している

「メンタリストDaiGoの心理分析してみた!」でおなじみの

師匠DaiGoはニコニコ動画YouTubeやブログで

以下のような心理についてたびたび警鐘を鳴らしている。

師匠がブログ内で言及している内容を引用すると

 

生きていくのに他人の助けが必要かどうか

ということがこの能力(共感能力)に大きく関わってきているということです。


つまり、地位が高くなったりお金持ちになったり、

自分ですべての決定を下し

それにまわりがついてくるような

(特に、まわりにイエスマンしかいない)状態になると、

他人に共感する必要がなくなります

むしろ、必要になる能力は他人を牽引する能力や他人の感情に流されない

で残酷な決定も出来る能力です。

 

たまたま今回、自分が見た

上記の物言いでツイートされた方々は

日本でも有数の経済的な成功者、

その価値観に共鳴した純粋なフォロワーさんだ。

 

上昇志向も高く、世の動静に関するアンテナ感度も

高く、勉強熱心で特定のスキルに長けた方々だろう。

 

経済的にも成功されているのはもちろんの事

その発信力の高さから多くのフォロワーを持ち

ベストセラー作家として、また人気ブロガー

としての地位を完全に確立されている方達だ。

 

だが元ネタのトピ主さんがどのような環境にいて

どのようなスキルをお持ちか?、ご家族の存在は?

投稿時の精神状態はどうだったのか?

その上でどのような気持ちで

ガールズちゃんねるに投稿したのか

彼らには分かるはずもないだろう。

 

 

 

話は飛んでしまうが

数日前に町で見かけた光景↓

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たまたま寄ったドラッグストアに買い物に来ると

ちょうど同じタイミングでなんとパナメーラ

遭遇する機会に恵まれた。

 

自分の住む町でパナメーラを見かけるのは

非常に珍しいのと停車している状態wは初めてだったので

大変興奮して車内から記念に撮影したのだが・・・

 

一気に興ざめしてしまった。

 

よくよく近づいて見てみると

写真でパナメーラが停車している場所は

「思いやりスペース」という

近隣の老人ホームや介護施設から来る

介護車両や福祉車両がドラッグストアに

横付け出来るようかなり広めのスペースが

確保されている場所で、

 

写真のパナメーラ

その場所をまるまる2車両分のスペースの白線を

堂々とまたいで停車していた。

 

駐車場全体は相当広いにもかかわらずだ。

(実際の街中で見たパナメーラは確かにデカかった・・・)

 

車内から降りてきたのは、特に着飾る事もない

普通の初老の男性がひとりだけ。

雰囲気的には中小企業の経営者か

地元の大地主さんといった感じか。

 

この時、

「こんなんしてる人いますよ!」

と写真をツイートする事を考えたのだが

 

真っ先に頭に浮かんだのは

このブログをご自身のブログご紹介いただき、

またなによりパナメーラを心から愛されている

「ポルシェがわが家にやってきた」の事だった。

www.panamera-life.com

フォロワーの少ない自分のツイートが

拡散されるとは到底考えてはいなかったのだが

それでもその時、感情に任せて詳しい状況を省いた

ツイートをしたらブログ主のMinaさんの失望される

だろうと考えた為、取りやめた。

 

多少なりとも受け手側の事が頭によぎった

結果だった。

 

今回のツイートをしたお三方は受け手側の

”顔”が一瞬でも頭をよぎったのだろうか?

 

それとも彼らのようなインターネットや

SNSの仕組みを知り尽くしている方たちは、

こういう手法のマーケティングをされて

成功されてきたのだろうか?

 

今回さまざまな経緯から

気になるツイートや写真を見ていただいたのだが

 

先般の冷酷なツイートといい

一部高級車オーナーの傍若無人

行いといい、やはり

 

成功者が失う他者への共感力

 

の大きさをまざまざと見せつけられた。

 

 

前回の記事で

自分も共感能力が決して高い人間では

ない事を理解してはいるが、

少なくとも師匠DaiGoがニコ動でしきりにおっしゃっている

「バイアス」の存在を意識しながら

出来るだけフラットな考え方を保っていたいと

日々奮闘している。

daigoblog.jp

 とは言え、

意識してはいても、言葉や態度に出てしまう事は

現在も多々あり。それを言ったり、行ってしまった

後になって気づく事の方がまだまだ多い。

 

それでも、今回の件を反面教師として

 

「成功しようがしまいが、浮かれずに

フラットな視点だけは常に持ち続けていたい」

 

と考える。

 

人それぞれ、こと行動においては

得意な事と不得意な事は出てくるだろうが

ものの考え方がある方向に凝り固まってしまったり

視野が狭くなったりしてしまうと

今後の社会の微細な変化を見逃してしまい、

時代に取り残されてしまう事態になってしまう。

 

この世は公平ではない。

 

だからこそ社会の歪みや偏りをいち早く

認識出来るような考え方を身に付けて

そこを切り口にしたアイデアから

新たなチャンスを掴みたい。

 

(尚、今回上記のツイートをされた方たちの

フォローは即刻解除させていただいた)

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成功に向かって自らの強み・弱みを検証してみた

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これから上を目指そうという意思を持っている方にも

自分の強みと弱みをはっきり認識している方と

そうでない方の2タイプに分かれると思う。

 

成功を強く望む方は今後なんらかのジャンルで

必ず他者との”競争”にさらされる事になると思うのだが

その時に自分自身の強みと弱みをしっかりと認識

している事が出来ていれば、将来的に正しい戦略を

立てやすいだろう。

 

過去、起業というものに興味を持ち始めた

タイミングで自ら何の適性があるのか分からずに

いた時期があったのだが、その時に

自分の強みと弱みを本格的に知るツールが

ネット上で公開されている事を知った。

 

ひとつは「ストレングス・ファインダー」という書籍経由で

診断する方法↓

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
 

 

もうひとつは今回の記事でご紹介する

VIA-ISという無料の診断ツールだ↓

wellbeing-education.org

VIA-ISとは要約すると

 

人それぞれが持つとされる”24種類の強み”の

トップ5「自分を特徴付ける強み」を知る為の

診断ツールだ。

ワースト5は上記の逆で弱みと言ってもいいだろう。

 

24種類の強みは以下

  • 愛情(love)
  • ユーモア(Humor)
  • スピリチュアリティ(Spirituality)
  • 好奇心(Curiosity)
  • 希望(Hope)
  • 感謝(Gratitude)
  • 公平さ(Fairness)
  • 知的柔軟性(Judgment)
  • 創造性(Creativity)
  • 親切心(Kindness)
  • 熱意(Zest)
  • 勇敢さ(Bravery)
  • 審美眼(Appreciation of beauty and excellence)
  • 寛容さ(Forgiveness)
  • リーダーシップ(Leadership)
  • 向学心(Love of learning)
  • チームワーク(Teamwork)
  • 社会的知性(Social intelligence)
  • 忍耐力(Perspective)
  • 誠実さ(Honesty)
  • 大局観(Perseverance)
  • 思慮深さ(Prudence)
  • 自律心(Self-regulation)
  • 慎み深さ(Modesty and humility)

 

他にも自己診断に関する書籍を数冊持って

研究していたのだが、中でも

このWEB上の診断ツール”VIA-IS”が

自分の中では一番納得がいくものだった。

 

理由は、診断結果の強みの部分でなく

(強みは自分でも気づいていないのだが)

弱みの部分に関しては非常に的確な

診断結果が出ていたからだ。

 

当時、この診断結果を見て

自己の性格要因をある程度までは理解

していたつもり だったのだが、正直

「ここまで酷い状態だったか・・・」

と愕然とした覚えがある。

 

もし、自分の個人的な主観において

成功する人物が持つ強みを

上記24種類から5つ上げろと言われれば、

 

  • リーダーシップ
  • チームワーク
  • 大局観
  • 熱意
  • 創造性

を上げると思う。 

 

で、以下が自分のトップ&ワースト5リストになる↓

 

トップ5(特徴的な強み)

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 以下ワースト5(弱み)↓ 

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往年の名画のタイトル

イントレランス(不寛容)を絵に描いたような弱みだ。

kotobank.jp

しかし物の見事に自分の欠点を言い当てている

非常に精度が高い診断ツールだと改めて感じる。

 

起業家としては結構ハードルが高い

コミュニケーションスキルの欠如も

この診断において改めて認識する事が出来た。

 

では、強みはどう解釈したらよいのだろう?

 

トップの審美眼が24の強みの中でも

1、2を争うくらい抽象的な内容なので

なんとも解釈が難しいのだが

 

他の4つは

(知的柔軟性は原語がJudgmentなので

判断力とも解釈出来る)

  • 知的柔軟性(判断力)
  • 誠実さ
  • 勇敢さ
  • 希望

 

正直なかなかの強みではなかろうか笑

 

だが、

自分が成功者の強みとして掲げた5つの資質

  • リーダーシップ
  • チームワーク
  • 大局観
  • 熱意
  • 創造性

 と比較すると

 

現実感(リアリズム)が伴っていない

 

少し理想主義的に振りすぎているような

感じで、まるでアメコミの映画に出てくる

ヒーローキャラクターのように現実味がない。

 

そう考えてみると、この診断結果は

長年自らの理想を追求し過ぎた結果、

他者との軋轢も厭わず孤独に生きてきた

自分の半生をまさに言い当てている内容だ。

 

この診断結果の精度には

本当に驚かされた。

 

現在ブログという個人で完結する作業に

注力しているのも、診断結果からすると

非常に高い適性があると思う。

 

今後さらに上を目指す方々の中で

自らの強み・弱みをしっかり把握されて

いない方がいらっしゃれば

強み診断ツールVIA-ISを

ぜひとも一度やってみてほしい。

 

少なくとも自分の性格特性を

知るため、家族・友人のお世辞や

逆の辛辣な言葉に左右されるより

このツールを使って

自分のほんとうの強みを知ることが

有効だと断言出来る。

 

 

 

おすすめの書籍がもう一種類あるので

ぜひこちらもご紹介したい↓

こちらではより具体的な職業や特性に言及している。

新装版 あなたの天職がわかる16の性格

新装版 あなたの天職がわかる16の性格

 
図解 あなたの天職がわかる16の性格

図解 あなたの天職がわかる16の性格

 

才能と成功との関連性 ポーカーからヒントを得てみた

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生まれついての才能や生まれ育った環境が

その後の人生における成功に影響を及ぼすのか?

 

これはもう、間違いなく影響を及ぼすだろうし

皆さんこの点に関して異論はないと思う。

 

では、それが「どのくらい」の影響を及ぼすのか?

 

この問いに対して

著名な経済学者や数学者、心理学者や

実際の成功者、宗教家から評論家その他大勢が

さまざまな自説を披露し、その書籍が

現在もビジネス書棚に延々と並び続けられている。

 

自分はここ最近、その問いに対する

大きなヒントを与えてくれたキーワードを発見した。

 

ポーカーである。

 

まず参考までに以下のサイトを見ていただきたい。

ここでいうポーカーは

”テキサスホールデム”という名で世界的に

に広く知られているタイプだ。

 

映画が好きなら

007カジノロワイヤルのシーンを覚えていらしゃるだろう。


Last poker hand in Casino Royale (2006)

ざっくり説明すると

プレイヤーに最初に配られる2枚のカードと

場に1枚づつ出される計5枚のカードとの組み合わせで

最も強い手を持っている者が勝者となる。

 

ここで最初に配られる2枚のカードの

全てのパターンの勝率表が以下↓

最初に配られる最強ハンドは「AA」で

対戦相手が1人なら勝率はなんと85.3%にもなる。

 

だが対戦相手が9人になると31.1%まで

ガクッと落ちこむ

 

上記の勝率表は派手な数字が並ぶ

左端の縦列に目が行きがちだが、

右端の縦列をよく見ていただきたい。

 

31.1%のAA以外に特別強そうなハンドは

あるだろうか?

 

しかもこれは全て机上の数字であり

実際のテーブルでは

 

記憶力や知識量

対戦相手との駆け引き

心理的な安定度

そしてカード運

 

など様々な要素が絡んでくる。

 

人生がある意味ポーカーのような

不確実性に満ちたゲームだと仮定し、

 

自分の才能や環境を

一生変える事が出来ない

スターティングハンドだとしてみると

 

ある人は生まれつきAAの最強の

組み合わせを持ち、またある人は

72の最弱の組み合わせで生まれてくる。

 

だが、ほとんどの人は

その中間に位置する組み合わせだろう。

 

これはあくまでもトランプゲームで

さまざまなツッコミどころがあるかも

しれないが、それでももう一度

上の勝率表の右端を眺めてほしい。

 

それほど極端な勝率差があるだろうか?

加えて、相手がミスする可能性は?

場のカード次第で有利になるかも?

相手にブラフを仕掛けてみる?

顔色を伺うのは案外得意かも?

 

本当にダメなら一旦降りてもいい。

 

でも、なにか自分が

正しいプレイをし続ければ

いつか勝てそうな気がしてこないだろうか?

 

どこかの王室の王子さまか王女さまに

生まれ、素晴らしい教育を受け

これまた素晴らしい友人と素晴らしい

両親と素晴らしい・・・・

 

以外の、一般人のわたしたちには

やれる事がまだまだ残されているように

思うし、まだまだプレイする機会は

十分に残されているように思う。

 

ラグビー日本代表は2015年W杯南アフリカ戦に

続き、2019年W杯アイルランド戦でまたもや

ジャイアントキリングをやってのけた。

 

あきらめず正しいプレイを続けた結果だと思う。

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読書は成功する為に必須の習慣なのか?

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ネットやビジネス雑誌、経済新聞などの記事で

一定の成功を収めた経営者のインタビュー記事などで

彼ら彼女らが成功に至った要因として事あるごとに

語られているのが”読書習慣の重要性”だ。

 

読書習慣を重視する著名な人物といえば、

やはりビル・ゲイツ氏が筆頭に上がるだろう。

 

ゲイツ氏は定期的に「読むべき本」として

本人が選択した優れた作品のリストを

ネット上に公開しているし

 

経営者の時代から、読書をする為だけに

長期休暇をきっちり取るほど

筋金入りの読書家としても知られている人物だ。

 

数年前まで世界ナンバーワンの富豪として君臨していた

ビル・ゲイツ氏の読書習慣を尊ぶ姿勢は

世界中の上昇志向を持った方々に多大な影響を

及ぼしただろう。

 

実際、自分もこういった成功者たちの言葉を胸に

日々読書に励んでいた。

 

試しに「成功」「読書」というワード検索してみると

あらゆるサイトから読書習慣が成功に不可欠とされる

記事が連なって出てくる。いわく、

 

『読書こそ最もコストパフォーマンスの高い

自らへの投資であり』

『成功と読書量は比例している』と・・・

 

だが、自分はここ最近”読書習慣”と経済的な成功に

あまり関連性はないのではないかと思うようになっている。

 

むしろ読書習慣が成功を邪魔する面があるのでは

ないだろうかと考えるようになった。

 

世界中の著名な経営者、投資家、起業家の主張と

成功者とは呼べないご身分の私の主張とでは

あきらかに自分の意見は分は悪すぎるのだが、

少しだけお付き合いいただだきたい。

 

さて、自分にとって読書が本格的に習慣化したのは

2008年なので11年前になる。

 

転職がきっかけで

それまでは漫画、小説などのフィクション系の

読み物が読書の中心だったのだが

いわゆるビジネス系や科学・思想などが中心の

読書スタイルと変わっていった。

 

今後のスキルアップや起業に備えての

スタイルの変化だった。

 

そもそも幼少期から社会人になるまで

読書は常に自分の生活の中心にあった。

 

というか、

自分の社会人としての第一歩は

読書という行為の完全な延長の結果、

自分が通いつめていた地元の大型書店

への就職という形になり、結局そこの

書店員として約9年間も勤務する事になった。

 

日本の出版業界は電子書籍が一般化するまで

かなり保守的な経営をしていたので

恐らく自分の出版業界に関する知識は

当時と同様、今でも十分通用するだろう。

 

要するに、生まれて物心つき始めて

あらゆる絵本を読みあさり始めてから、

今のいままで本に関わっていない日など

1日足りとて無いのが自分の人生だ。

 

さて、ここで疑問が湧く。

 

読書習慣と成功に相関関係があるならば

今の自分に大成功とまでは言わなくても

ほんの微々たる成功の芽を感じ取れても

おかしくないのではないか?

 

だが自分は

いまだ、社会階層の底辺にうごめいている。

 

そして、その原因は

読書という行為が持つ強力な罠

に陥ってしまったからだと考えるに至った。

 

今回はこの読書という行為が

一歩間違えると成功への恐ろしい障害になる事を

読書を続けてきた自分の実例を交えて

皆さんにお伝えしようと思う。

 

読書行為が成功への弊害になる例として

自分が陥ってきた罠は以下

 

①時間つぶしとしての読書行為

言葉通り、読書が時間をつぶす為だけの

行為になってしまう場合がある。

待ち合わせや休憩時間の合間に

読んではいるが、まったく何も頭に残らない。

それでも、本人は読み終わった事に対し

満足し、学びを得られたと勘違いしてしまう

 

②現実逃避としての読書行為

小説なら恐らく主人公として、

ノンフィクションでも物語の中心人物か

語り部の役を自分自身に投影するだろう。

現実では一介のしがない会社員も

「自分が主人公となれる本」を買うだけで

いつでも現実逃避できる。ストレス解消

にはもってこいだろうが、想像力を駆使

し自分だけの世界を作り上げたまま、

そこからなかなか抜け出せないでいる。

 

③優越感を感じる為の読書行為

読書を定期的にしている自分という存在に

満足し、他者との差別化に利用するようになる。

読書する行為自体を、優越感を得る為の

手段としてしまっている状態。

 

④書籍購入費の無駄遣い

読書習慣が”中毒”に変化すると、本を買う行為

自体が目的になってしまう。

”本を買うのは自己投資だ”と言い聞かせながら

数十年間積み重ねていった書籍購入費は

もしかしたら何かまとまった軍資金に

なったかもしれない。

 

⑤読書によって強化された想像力の弊害

②現実逃避としての読書行為によって

強化された想像力が現実世界で悪影響を

及ぼす事がある。いろいろなパターンが考え

られるが、自分が理想とする人物像や環境

と現実世界とのギャップが激しいと、

さまざまな場面で軋轢を残す場合がある。

 

⑥読書する時間と現実とのアンバランス

家族、友人、尊敬する人物との実際の

コミュニケーションを通じた学びより

、本を読む行為を優先してしまう。

もちろん異性との出会いの確率も

低くなるだろう。

 

⑦素晴らしい読書行為が永遠に続く・・・

素晴らしい行為が罠?

もし本人が覚悟しているなら

最低限の生活費だけ稼いで、あとは

死ぬまで世界中の名著を読み続ける

人生を過ごしても自由だ。

成功とは無縁の質素な生活を

続けられるだけ続けることが可能だ。

 

もし、あなたが読書好きな人物なら

どれか1つくらいはあてはまらないだろうか?

 

世に言う成功者たちの読書習慣と

今上げた読書の罠に陥った者の最大の

違いは

徹底したリアリストか

夢想家かの違い

であると断言する。

 

ビジネスとは現実世界で誰も見た事がない

新しい価値を作り上げる行為だと思う。

 

読書習慣のある成功者たちは

本に書いてある事を実践している訳ではなく

 

彼らは恐ろしいほどのリアリスト思考から

 

分厚い本の中のたった1フレーズから得られた

インスピレーションを現実世界に落とし込む

能力に長けた人物たちなのではないだろうか?

 

もし、自分が読書家だと認識していて

かつあまり経済的な成功に近づいている実感が

なかったら一度本を置いて真剣に現実と

折り合いがついているかどうか検証してみては

いかがだろう。

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ブログ再開から3ヶ月経過した実感と現実

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ブログ再開

ブログ再開1ヶ月

ブログ再開2ヶ月

6月にブログを再開してから3ヶ月が経過した。

 

今回の記事は読者を限定してしまうようだが

現在ブログ作成に真剣に興味を持っている方

に向けて、3ヶ月経過した実感などを共有

し今後の参考情報にしていただきたいと

思う。

 

さて、ブログ再開当初は上のリンクの

ように記事と呼べるレベルでは

なかったのだがここ最近、特に8月に

YouTubeの大人気チャンネルである

ロペライオチャンネルの川久保さん

発信のツイッターからのご紹介による

アクセスで多くの方に来訪していた

だいたり

 

今月の初頭にはなんと

このブログ再開のきっかけとなった

日本一のポルシェブログ

「ポルシェがわが家にやってきた」

でブログ主であられるMinaさん直々に

当ブログをご紹介していただける

という素晴らしい出来事も起こった↓

恐らく、特に何のスキルも特徴も

持たない田舎暮らしの男が始めた

ブログのスタートとしては上出来

なのだろう。が・・・

 

だが、現在実感しているのは

 

「まだまだ、目標までの道のりは

果てしなく遠い。果たしてブログ

運営は正しい選択だったのか?

 

という問いを常に自問自答している。

 

このブログを再開してから

参考にした書籍は以下の3冊になるのだが

世界一やさしい ブログ×YouTubeの教科書1年生

世界一やさしい ブログ×YouTubeの教科書1年生

 
Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

 

全ての本に共通して指摘される

継続して読まれるブログ記事の

の概念とされているのは

 

「自分の書きたい事を

書くのでなく、読者の

読みたい記事を書く事」

 

とされている。

 

これはある意味、当然の事で

「記事」と「日記」とでは

天と地ほど内容や目的が変わって

きてしまうし、実質的に

 

仕事か趣味かの違いでもある。

 

もし自分の人生の備忘録として、

また精神安定を目的とするセラピーの

一貫としてブログを開設したのなら

日々の出来事をつらつらと書き連ねる

「日記」は大変効果的だと思う↓

 

そして自分でも驚いたのだが、

単に「日記」を投稿し続けるなら

いくらでも出来る事に気づいた。

 

自分は特に筆まめでもない人間

なのだが”読書”という習慣を継続した

結果なのだろうか、何かを適当にネタ

にして書くなら毎日でも出来るようだ。

 

これはブログを書き続ける内に

気付いた新しい発見だった。

 

だが自分は「日記」を書くつもりは

無く、あくまでも「記事」を投稿し

現在の副業(収益は発生してはいないが)

から将来的には”本業”とする事を

目的としてブログを始めた。

 

だが、参考書や成功したブロガーが

口を酸っぱくするほど指摘する

「読者の読みたい事・解決したい

悩みに関する事の記事化」に関して

現在大いに頭を悩ませている。

 

尊敬するブログ

「ポルシェがわが家にやってきた」では

この部分をうまくクリアされているようだ↓

上記の記事によると、

ご主人が記事の題材をピックアップする

マーケティング」担当を

(試乗レビューも兼任されている)、

ブログ主のMinaさんが記事化する

「ライティング」担当との事で

実に合理的な分担作業をされて

いる様子が伺われる。

 

そこにブログ主Minaさんの

独自の感性と女性として、

また母としての考え方がMix

され、加えてポルシェという

ブランドの特殊性も相まって、

非常にユニークな記事が

定期的に更新されている。

 

そしてそれぞれがその担当分野に

関して「プロフェッショナル」

ときている。最強タッグではないかw

 

それに比べ、繰り返すが

特記するスキルや特徴のない個人が

通常の仕事の合間を縫って

ブログを継続させる事の困難さ

やってみて始めて理解出来る現実だ。

 

ブロガーの個性がカリスマ化し

何をテーマに書いても

そのブロガーの感性に共感する

読者が増え続けるなら

そういう運営方法でも良いとは

思うだが、それは稀な例だろう。

 

 

さて、ここまでが長い前置きで

今まで相当弱音を吐いてきたが

それでも自分にとって

ブログ運営は正しい選択だった

考える理由がある。

 

自分はここ数年、数学者や統計学者、

そしてポーカープレイヤーの書いた

書籍を読み込んでいる。

 

いずれの職業も

数学者は方程式を使い、

統計学者は統計を使い、

ポーカープレイヤーは短時間で

得られる全ての情報を吟味して

不確実な未来を捉えようとしている。

 

中でもポーカープレイヤーが

提唱する、現実世界に対する

考え方として秀逸だと思うのが

 

私たちにはこれからも望まない結果が

数多く降りかかるだろう。

しかし、優れた賭けはいつでもできる。

たとえ賭けに失敗したとしても、

次はその経験から学んで

より良い賭けをするチャンスがある。

 

アニー・デューク

確率思考 不確かな未来から利益を生みだす

 

確率思考 不確かな未来から利益を生みだす

確率思考 不確かな未来から利益を生みだす

 

どれほど素晴らしいプレイも

結果を保証はしない。

 

負ける時は負けるという

現実を受け入れる。

 

そう割り切ってしまうと

 

自分にとってブログ運営は

  • 実質コスト0
  • 自宅で出来る
  • 単独で出来る
  • テーマは自由
  • いつでも撤退できる
  • 己の努力次第

などの多大な利点を持つ事から

合理的に考えて

現時点で最良の選択だと考えられる。

 

記事化に関する悩みや

収益化出来る出来ない以前に

既に正しい選択をしているのだから

あとはまた新しい選択(賭け)

を繰り返すのみ。

 

という事で、ブログ3ヶ月目に当たって

今後はテーマをさらに絞って

記事投稿をしていきたいと考えている。

 

更新頻度は減ってしまうかも

しれないが「日記」的な記事

が多かった部分を

反省して、今後は納得出来る

記事にしてからUPしようと考えて

います。

 

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