成功と結婚の関連性を真剣にかんがえてみた
今年の春頃、書店のビジネス新刊のコーナーに
気になる本が平積みで置いてあった↓
この本をパラパラとめくっているうちに
”どこかでこの本読んだ事があるぞ”
と気づいたので最終ページを見てみると
本書は2001年に日本経済新聞社より刊行された
『なぜ、この人たちは金持ちになったのか
億万長者が教える成功の秘訣』
を大幅に加筆・改変したものです。
との記載があった。
装丁は綺麗になっており、読みやすくはなって
いたのだが原書を自宅の書棚に大切に保管してあった
ので購入するには至らなかった。
『なぜ、この人たちは金持ちになったのか
億万長者が教える成功の秘訣』
なぜ、この人たちは金持ちになったのか (日経ビジネス人文庫)
- 作者: トマス・J.スタンリー,Thomas J. Stanley,広瀬順弘
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 文庫
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この本を購入したのは文庫化されてからなのだが
それでも10年前ぐらい前にはなるだろうか。
当時からこの本の評価は非常に高く、
類書にみられるような大げさな「成功法則」や
成功者の自伝にありがちな誇張された『逸話」とは
一線を画した内容で、
大規模調査を通じて得られた
『本当に実在する億万長者の素顔』
を、その価値観や思考法、購入品にまで
わたって検証した画期的な書籍だった。
この本が最初の発行から18年経過している
にも関わらず、装丁を変え続けながら
現在まで発行されると言う事は
ネット社会となった現代にも十分通じる
普遍的な何かがこの書籍には書かれているのだろう。
写真をご覧の通り、当時の自分はこの本に
赤線を引き、さらに付箋を貼りまくっており
相当熟読していた様子が垣間見える。
だが今日現在、当時と収入レベルはまったく
変わっていない。
だが、これはある意味でこの本の中で
予言されていた事なのかもしれない。
実は当時、この本を読み込んでいくうちに
愕然とした事実を突きつけられていた。
本の冒頭部に
数字で見る億万長者の特徴
[家族構成]
♦︎私は54歳の男性です。妻と結婚して28年になります。
私たちの4人に1人は同一配偶者と38年以上連れ添っています。
♦︎子供の数は平均すると3人です
♦︎私たちの92%は結婚しています。
そしてそのうちの95%に子供がいます。
♦︎1度も結婚していない人は、わずか2%。
約3%がパートナーに先立たれています
日本とアメリカの社会事情の違いはあれど
億万長者の実に92%が結婚して家庭を持っており
独身かつ一度も結婚していない人は
たったの2%しかいないという調査結果だった。
現在はインターネットが普及し、当時では
想像し得ないビジネスに単独で成功を収めた人たちが
かなり増えていると考えられるので、独身の比率も
飛躍的に伸びていると思われるのだが、それでも
既婚者比率の方がまだまだ大多数なのでは
ないだろうか。
当時も、そして現在も独身である自分にとって
仮に付箋でチェックした億万長者の条件を
全てクリアしたとしても、結婚という
さまざまな要素が絡みあう巨大な壁は
越える事が出来ていない。
本書には
金持ちになるための配偶者の選び方
というかなり具体的な章が存在しているのだが、
この章に関してはあまりにも不確定な要素が
あり過ぎるように思えて(人間関係が不得意な
自分にとっては)他の章ほど付箋は貼っていなかったw
つまり今日現在まで、結婚という「形態」が
成功には非常に重要な要素だということは
本書や現代の成功者の事例などから重々認識
はしていたが、
「どういう理由で結婚というものが成功する条件に
92%の偏りを生む要素となりうるのか」
に関する具体的な答えを見いだす事が出来ていなかった。
だが先日、当ブログが全方位においてリスペクトする
日本一のブログ「ポルシェがわが家にやってきた」において
結婚が及ぼす成功への寄与についての重大なヒントを
得たように感じたので、ご紹介したいと思う↓
もしこのブログにたどり着いた方の中に
「独身で」かつ「成長を続ける意欲が十分あり」
かつ「大きな経済的な成功を収めたい」と
考えられる方がいらっしゃれば、自分の
考えとご自身のとを比較されて今後の
行動の参考情報にしていただきたい。
さて、このブログ主であるMinaさん自体が当時の
日本としては珍しい女性起業家である事が
きっかけで始まった、ご主人との出会いと
ご結婚・結婚生活における「起業家視線」の
赤裸々な告白はそれだけで超一級のビジネス
書に匹敵する内容なのだが、文面からは
常に上を目指すご主人を
心の底から尊敬している
ことがひしひしと伝わってくる。
自分の知人女性に、ご自身は兵庫県出身で
長野県出身のご主人と関西の一流ホテルでの
お仕事を通じて出会いご結婚された方がいる。
お二人が出会われた頃、ご主人は普通のホテルマン
だったのだがご結婚後はといえば・・・
超一流ホテルの支配人(長野県)→
超名門ゴルフ場の支配人(長野県)→
超名門ゴルフ場の支配人(滋賀県)
という経歴を持つまでになられた。
この知人の奥様に聞いてみたことがある。
「結婚を決めたのはなにがきっかけだったんですか?」
知人のSさん
「そうねえ・・本当に私生活とかは何考えてんのこの人w
とか思う時もあったけど、こと仕事に関して「だけ」wは
本当に頑張る人だった。あの人の頑張りには
本当にただただ「尊敬」するしかなかった。
私が出来る事はあの人の仕事の邪魔をどんな時でも
絶対にしないようにすることだって常に心掛けてたかなあ・・・
で、それを私はやりきったとは思うけどねw」
このSさんは数ヶ月おきにランチにお誘いして
ご主人の他の成功要因や日常生活での考え方を
根掘り葉掘り聞ける貴重な方wなのだが、
MinaさんとSさんに共通する考え方として
- ご主人を心底尊敬されている
- そのご主人の邪魔をしない事を心掛けている
事になるのではないかと思う。
では問題のご主人側の考えだが、これには証言がないので
男としての自分が勝手に想像してみるが
妻の無言の信頼こそ、
言葉のない最強の応援歌
なのかなと思う。
サンプル数たった2人の共通点だが
それでも理想の夫婦関係を想像するに
は事足りると思う。
「どういう理由で結婚というものが成功する条件に
92%の偏りを生む要素となりうるのか」
の答えに関するヒントは、
この問いを言い換えると
信頼を受け続けると人は
どう変わるのか?
という新たな問いになるだろう。
もっとも身近な「他人」である
夫と妻の信頼関係に加えて
お互いの成長意欲が加味されれば
どれほどの上昇カーブを描いて
成功や幸福感が加速されるだろうか?
今回、「ポルシェがわが家にやってきた」
の記事からいままで自分が放置してきた
分野の重要性を再認識出来た。
自分にとって結婚は非常に難易度の高い
競技なので、勝つ見込みは薄い。だが
何か別の方法で人から信頼を得られるような
行為、例えば無償のボランティアであったり
他者には分からずとも自己を心底信頼できる
ような行動を続ける事には夫婦関係には
及ばないにしろ、やる価値はあるかもしれない。
まずは何か試してみる事にしよう。